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第4回 多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム

「アーカイヴの思想」


日時:2021年12月4日(土)10:00ー17:00
参加費無料・事前登録制 オンライン開催





第4回目の多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウムは、アーカイヴという膨大な資料体の「思想」を探ります。


第4回目の多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウムは、アーカイヴという膨大な資料体の「思想」を探ります。第1部では、当センターの今年度の活動を象徴するプロジェクトを取り上げ、その成果を報告します。第2部では、多義的、脱中心的にアーカイヴの生の声を聞き取ろうとしたミシェル・フーコーをテーマに、その専門家をお迎えして、アーカイヴの思想を深めます。さらに第3部では、アーカイヴの辺境、そして異端のネットワークに光を当てながら、アーカイヴの「別の」意味や可能性を拡げます。今回のシンポジウムの記録は、日英バイリンガルで公開される予定です。
──久保田 晃弘(アートアーカイヴセンター所長)


プログラム
全体進行
安藤礼二
10:00~10:10オープニング
青柳正規(多摩美術大学理事長)
10:15~12:15 第1部 AACショーケース2021
「タマビDNA展の企画開催と関係資料の活用」木下京子(多摩美術大学)
「和田誠アーカイヴの現状について」高橋庸平(多摩美術大学)
「大野美代子研究展とデザインのアーカイヴ」湯澤幸子(多摩美術大学)
「瀧口修造文庫──OPAC登録完了と今後の活用」光田由里(多摩美術大学)
「現状報告:三上晴子アーカイヴ」久保田晃弘(多摩美術大学)
司会:久保田晃弘
13:30~15:00 第2部 ミシェル・フーコーとアーカイヴ
「〈普遍的アーカイヴの時代〉とフーコー・アーカイヴ」石田英敬(東京大学名誉教授・大学院特任教授)
「アーカイヴの生政治──不死のテクノロジー」田中純(東京大学)[事前収録]
コメンテーター:加治屋健司(東京大学)、安藤礼二
司会:安藤礼二
15:15~16:45 第3部 アーカイヴのネットワーク 熊楠・大拙・我楽他宗
「南方熊楠のアーカイヴをどのように外部と接続するのか?」松居竜五(龍谷大学)
「東西を往還する大拙とビアトリスの活動」守屋友江(南山宗教文化研究所)
「国際ネットワークとしての我楽他宗──トランスナショナル・アーカイヴ研究」ヘレナ・チャプコヴァー(立命館大学)
司会:安藤礼二
16:45~17:00 クロージング
建畠晢(多摩美術大学学長)

主催:多摩美術大学アートアーカイヴセンター
協力:多摩美術大学メディアネットワーク推進委員会
ポスターデザイン 加藤勝也

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