もの派は、戦後日本の前衛美術の展開における中核をなす運動のひとつであり、近年海外からも注目されつつあるが、
いわゆる結社ではなく、宣言の類もないために、明確には定義しにくい運動でもある。
その活動の中心的メンバーの多くが多摩美術大学の出身者であり、国際シンポジウムの開催をはじめとして、
埼玉県立近代美術館が関根伸夫の資料を、多摩美術大学が安齊重男の写真資料を中心に共同で調査し、研究を進めている。
関根伸夫(1942–2019)
美術家
大学院油画修了(1968)
菅木志雄(1944–)
美術家
絵画科卒業(1968)
安齊重男(1939–2020)
写真家、アートドキュメンタリスト
客員教授(2004-2020)
中嶋興(1941–)
映像作家
デザイン科卒業(1963)
記号 | |
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受入 | 2015-2024 |
作成 | 関根伸夫、埼玉県立近代美術館、菅木志雄、東京画廊+BTAP、安齊重男、中嶋興 |
期間 | 1960s-2015 |
概要 | 関根伸夫資料|書籍類:18箱、カタログ類:30箱、スケッチブック デジタルアーカイヴ:7,211点(90冊分)*1 東京画廊+BTAP所蔵資料 菅木志雄デジタルアーカイヴ|デジタルアーカイヴ:3,531点 *2 中嶋興資料|写真データ:815点 |
資料公開状況 | 一部公開 |
参照可能リスト | *1 関根伸夫資料スケッチブックリスト *2 東京画廊+BTAP所蔵資料 菅木志雄デジタルアーカイヴリスト |
2015「もの派─70年代 by ANZAÏ」〔会場:多摩美術大学アートテークギャラリー2F、日程:2015年10月10日(土)-28日〕
2016 シンポジウム「もの派とアーカイヴ」──海外への発信をめざして──開催〔会場:多摩美術大学八王子キャンパスレクチャーAホール、日程:2016年3月16日・17日〕
2019「DECODE/出来事と記録-ポスト工業化社会の美術」〔会場:埼玉県立近代美術館、会期:2019年9月14日-11月4日〕
関連アーカイヴ/コレクション