未来派のルイジ・ルッソロによって1910年代から20年代にかけて作られた騒音楽器イントナルモーリ。1986年、秋山邦晴監修により多摩美術大学でその8台が再制作されました。それから40年近い時を経て、修復を完了したそれらの楽器でコンサートをおこないます。ノイズ・ミュージック、自作楽器、実験音楽の源流に位置する稀有な楽器を用いて、イントナルモーリのために書かれた新作を中心に演奏します。(「イントナルモーリコンサート」広報物より)
多摩美術大学アートアーカイヴセンター
2025/07/15
アクティビティ / 資料貸出
アートアーカイヴセンターが所蔵する秋山邦晴資料には、1913年に未来派のルイジ・ルッソロが制作した騒音楽器《イントナルモーリ》の再制作が含まれています。これらは、1986年に多摩美術大学芸術学科(監修:秋山邦晴)によって再制作されたものです。今回、この資料を活用したコンサートが八王子キャンパスで開催されます。
本プロジェクトは、2023年度から継続して行われてきました。2023年度は、足立智美非常勤講師(油画専攻)や木村剛士講師(彫刻学科)による調査、2024年度は、多摩美術大学共同研究「アーカイブセンター秋山邦晴資料「イントナルモーリ」の修復と研究」(代表:石田尚志教授(油画専攻))が立ち上がり、2024年9月から11月に修復を行っていただきました(足立智美先生監修)。修復後、実際に学生が「イントナルモーリ」を演奏する授業も行われました。2025年度、6月には足立智美先生の授業で、コンサートに向けて学生有志のメンバーで練習を重ねました。
4名の作家による特別な楽曲と本学の学生たちによるイントナルモーリの演奏をぜひご観覧ください。
演奏曲目
演奏
多摩美術大学学生有志
(伊波拓真、上野円花、沖横田夏美、木野内言葉、小林純奈、清水杏菜、髙橋里奈、林瑞希、楊立原)
開催日:2025年9月13日(土)
時 間:16:00 開演(15:30 開場)
場 所:多摩美術大学八王子キャンパスレクチャーAホール
参 加:無料、事前申し込み不要
主 催:多摩美術大学絵画学科油画専攻
協 力:多摩美術大学アートアーカイヴセンター
多摩美術大学メディアセンター
企 画:多摩美術大学共同研究アーカイブセンター秋山邦晴資料「イントナルモーリ」の修復と研究