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第8回アートアーカイヴシンポジウム

「菅木志雄 これまでとこれから」


2025年11月15日(土)に、レクチャーAホールにて、第8回多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム「菅木志雄 これまでとこれから」を開催します。AAC所蔵資料の紹介、菅による講演および本学在学生・教員との座談会を通し、久しぶりに本学を訪れる菅が、作家としての「これまでとこれから」を語ります。





[日時]2025年11月15日(土)13:30–16:00(開場:13:00)
[会場]多摩美術大学八王子キャンパス レクチャーAホール(東京都八王子市鑓水2-1723)
[主催]多摩美術大学アートアーカイヴセンター(AAC)
[協力]多摩美術大学メディアネットワーク推進委員会




菅木志雄(1944–)は、多摩美術大学絵画科(現 絵画学科油画専攻)を1968年に卒業し、独自の美術世界を切り拓いてきました。近年、もの派の代表的作家として国際的に活躍し、高い評価を受けています。

AACでは「東京画廊+BTAP所蔵資料 菅木志雄デジタルアーカイヴ」を2024年度に公開することができました。今年度からは「菅木志雄撮影 35ミリスライドデジタルアーカイヴ」を公開しています。これを記念して、菅の未発表ペーパーワークを中心に、作家蔵の近作とAAC所蔵の1970年代の作品及び関連資料をともに展覧する機会を設けることになりました。

1枚の紙も「ものであることに変わりはない」と考えている菅が、ユニークな美術思想を一貫して持ち続け、問題意識を深めながら常に新たな地平を開き続けてきたことは広く知られています。今回、2つの展覧会とシンポジウムを通して、作家・菅木志雄の「これまでとこれから」を展望します。




*駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

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プログラム
全体進行
髙橋庸平(多摩美術大学准教授)
13:30-●オープニング
・青柳正規(多摩美術大学理事長/事前収録)
13:40- ●資料紹介
 光田由里(多摩美術大学教授、AAC所長)
13:55- ●講演
 菅木志雄
14:35- 休憩
14:50- ●座談会
 菅木志雄+本学学生・教員
15:50- ●クロージング
 建畠晢(多摩美術大学美術館名誉館長)

ポスター・フライヤーデザイン:加藤勝也


登壇者プロフィール

菅木志雄|SUGA Kishio


年譜
1944 2 岩手県盛岡市生まれ
1964 4 多摩美術大学絵画科(現 絵画学科油画専攻)入学、斎藤義重、高松次郎らに師事、学友らとグループ展に参加(-1968年3月)
1969 4 『美術手帖』「藝術評論」佳作入選(ペンネーム:桂川青)
1969 10 第2回個展「並列層」(田村画廊)以後、同画廊で継続的に個展開催
1970 「第9回現代美術の動向」展(京都国立近代美術館)、「現代美術の一断面」展(東京国立近代美術館)などに参加
1971 10 「第4回現代日本彫刻展」(宇部市野外彫刻美術館)に参加、湖に展示
1973 9 「第8回パリ青年ビエンナーレ」(パリ市近代美術館)に参加
1974 5 「日本 伝統と現代」展(デュッセルドルフ市立美術館)に参加
1976 2 個展「連体」(東京画廊)以後、同画廊で継続的に個展開催
1978 7 「第38回ヴェネチアビエンナーレ」に参加
1997 10 「菅木志雄」展(広島市現代美術館、伊丹市立美術館、神奈川県民ホールギャラリー、千葉市美術館を巡回)
2012 2 「Requiem for the Sun: The Art of Mono-ha」(Blum & Poe Gallery、ロサンゼルス)に参加
2015 1 「菅木志雄 置かれた潜在性」展(東京都現代美術館)
2021 12 「開館20周年記念 菅木志雄展〈もの〉の存在と〈場〉の永遠」展(岩手県立美術館)
2025 7 Dia Beacon(ニューヨーク)、小山登美夫ギャラリー(東京)などで個展開催
2025 11 多摩美術大学で個展およびシンポジウムを開催