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AAC所蔵資料展4:大野美代子アーカイヴ「ミリからキロまで」資料展を開催


多摩美術大学アートアーカイヴセンター(AAC)は、4回目の所蔵資料展として、大野美代子アーカイヴ「ミリからキロまで」資料展を開催します。



多摩美術大学アートアーカイヴセンター

2024/03/06

アクティビティ / 展覧会




[会期]2024年3月2日(土)-3月15日(金)/4月3日(水)-5月11日(土)
[休館]日曜日/3月16日(土)-4月2日(火)/5月1日(水)-5月4日(土)
[時間]午前10時-午後5時
[会場]多摩美術大学八王子キャンパス アートテーク2F AACギャラリー|入場無料
[主催]多摩美術大学アートアーカイヴセンター
[監修]大野美代子研究会
   「70年代の大野美代子のインテリア・橋梁にみる領域横断的デザインの可能性」
    (科学研究費助成事業基盤研究)
   湯澤幸子 ー 多摩美術大学 建築・環境デザイン学科 教授、大野美代子アーカイヴ資料代表者
   吉村純一 ー 多摩美術大学 建築・環境デザイン学科 教授
   福島秀哉 ー 株式会社 上篠・福島都市設計事務所 共同主宰
          東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻 客員連携研究員
   福井恒明 ー 法政大学デザイン工学部都市環境デザイン工学科 教授


大野美代子(1939-2016)は、横浜ベイブリッジ(神奈川県)や鮎の瀬大橋(熊本県)などの名橋をデザインしたアーキテクトです。 1963年に本学デザイン科を卒業後は、インテリアデザイナーとして、キャリアを積み、商業空間の設計や家具開発を行いました。社会に出てからも積極的にデザインの研鑽を続け、ジェトロの海外留学制度を利用して、スイスのデザイン設計事務所で働く経験をしました。帰国後は美術予備校時代の仲間と会社を設立し、医療・児童福祉施設など社会性の高い空間設計に関心を広げていきました。1977年に蓮根歩道橋(東京都板橋区)の仕事が高く評価されて以降、土木分野に仕事の領域を拡大していきました。大野は、インテリアの概念を拡張し、ミリからキロまでのスケールを自在に行き来する柔軟な感性によって、公共空間に人間の居場所の必要性を明示し、環境デザインにおけるパイオニア的存在です。今回の展示には、大野美代子が在学中に作成した図面が含まれており、本学でどのように学び、その学びが、後の実務活動にどのように生かされたのか、垣間見ることができるでしょう。

建築・環境デザイン学科 教授 湯澤幸子


大野美代子研究発表会のお知らせ
3年間の科研費の研究成果を発表します。また、フリーディスカッションの時間を設けております。
みなさまご来集ください。
[日時]2024年3月2日(土)
    14:00-17:00
[場所]多摩美術大学八王子キャンパスレクチャーホールC
[登壇予定者]湯澤幸子、吉村純一、福井恒明、福島秀哉、阿部花奈子、大村瑛太、荻原貴之





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