板橋区立美術館にて企画展「シュルレアリスムと日本」が下記の日程にて開催されます。
AACからは北園克衛文庫より、資料を2点貸し出しています。
会期:2024年3月2日(土)—4月14日(日)
前期:3月2日(土)~24日(日)|後期:3月26日(火)~4月14日(日)|※前後期で一部展示替えがございます。
会場:板橋区立美術館
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
※土曜日は小中高校生は無料で観覧できます。|※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
主催:板橋区立美術館・東京新聞
協力:京都府京都文化博物館、三重県立美術館
助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団
—板橋区立美術館公式サイトより—
1924年、アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表して100年。フランスで誕生し詩や思想、絵画に多大な影響を及ぼした芸術運動は、当時の日本の画家たちを魅了しました。1920年代後半からシュルレアリスムを先駆的に試みたのは古賀春江や東郷青児、福沢一郎をはじめとする人々でした。1930年代には若い画家や画学生たちがエルンストやダリの作品の影響を受け、表現の幅を広げます。さらに靉光、北脇昇らによる日本のシュルレアリスムを象徴する作品が描かれました。しかし、戦時中にシュルレアリスムは危険思想として監視の対象となるとともに、戦死する画家も現れ、活動は困難を極めます。それでも戦後、その影響は絶えることはなく、山下菊二をはじめとする画家たちは混迷する社会と向き合いながら、日本特有のシュルレアリスムの作品を生み出したのです。
東京のみならず日本各地で展開したシュルレアリスム。戦中、戦後の激動の時代、シュルレアリスムという前衛表現によって時代と対峙した画家たちの軌跡を約120点の作品と資料から検証します。