京都文化博物館にて、展覧会「『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」が2023年12月16日より開催されます。AACでは、北園克衛文庫より資料4点を提供しています。
会期:2023年12月16日(土)—2024年2月4日(日)
会場:京都文化博物館 4階展示室 〒604-8183 京都府京都市中京区三条高倉
開館時間:10:00—19:30(入場は19:00まで)
休館日:月曜日(ただし、1月8日は開館)12月28日(木)—1月3日(水)、1月9日(火)
入場料:一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※総合展示(2階)とフィルムシアター(3階)をご覧いただけます。
(フィルムシアターは催事により有料の場合があります)。
20世紀最大の芸術運動「シュルレアリスム」。フランスに始まり各地の芸術、思想、文化に影響を及ぼした運動は、日本の芸術家をも魅了します。1920年代後半、詩の分野から始まった日本のシュルレアリスムはやがて絵画の分野へと伝わります。古賀春江や東郷青児らが先駆的に試みたシュルレアリスムの絵画表現は、フランスで感化を受けた福沢一郎が本格的に日本に導入し、若い画家や画学生の間にもその影響が広がっていきます。しかしながら戦前から戦中へ、シュルレアリスムを巡る状況は次第に悪化します。困難な時代に描かれた絵画は、画家たちの切実な思いや思想がにじみ出たものへと変容し、戦後へと引き継がれていきます。『シュルレアリスム宣言』の発表から100年を記念する本展では、主にシュルレアリスムの影響を受けた日本の絵画作品を通して、多様なイメージの展開をご紹介すると同時に、彼らが生きた時代を振り返ります。
主催 京都府、京都文化博物館
協力 板橋区立美術館、三重県立美術館
助成 公益財団法人ポーラ美術振興財団